住まいの中で地味な存在ではあるものの、一日の中で必ず通るのが廊下です。
何年も暮らしているとさまざまな場所に劣化が生じてきたり、使い勝手をよくしたり、少しイメージを変えてみたくなることもあると思います。
そんな廊下のリフォームについて、まとめてみました。
バリアフリー・照明・床材
廊下のリフォームは、バリアフリーと床下収納が中心になります。
特に、風呂・洗面所をバリアフリー化する際、廊下もよく通るところなので、忘れずにバリアフリー化しなければいけません。
廊下のバリアフリーは、手すりの設置、足元のライトの設置の他、床も滑りにくいものにすることが重要です。
まだ手すりが必要ない場合、後から設置しやすいように内装の張り替えの前に下地を補強しておくと良いでしょう。
手すりの設置は、老後の設備の一貫としてだけでなく、怪我をした時やふいによろけた時の支えとしても役立ちます。
足元のライトは、LEDだと電気代はあまりかからず、人感センサー付きの照明にしておくと、人が通るときだけ点灯し、自動的に消灯します。
通るたびに電気をつけたり消したりしなくて済むので楽な上に、消し忘れなどがなく省エネや節約にもつながり効率的です。
床は、フローリングの場合は滑りにくい素材を選び、他には、クッション性や断熱性が高いカーペットやコルクが向いています。
また、各部屋との段差もなくすようにします。
床下収納
マンションの場合、廊下の床下収納は難しいのですが、戸建てなら床下収納は設置しやすいものです。
床下収納は、段差がないようにして、断熱性の高い素材を使い、床下からの冷気を防ぐようにします。
床下からの冷気を防ぐことで冬場は廊下特有の寒さを軽減することもできるという一石二鳥の効果もあります。
廊下の幅が広くとれるのなら、壁面収納をつくるのも良く、壁面いっぱいに収納を作るとたくさんのものが収納できます。
奥行きがあまりとれないのなら、壁の一部を凹ませて、廊下に小さな棚をつくると、ちょっとした小物を置くことができますし、花や絵、写真などを飾ると華やかになります。
広くとれば見せたくない生活感の出る細々としたものをしまっておくスペースとして活用できますし、奥行きがないとしても見せる収納としておしゃれな空間を演出することができるようになるため、こちらもまた一石二鳥につながります。
また、廊下だとスライド式のはしごを設置しやすいことから、廊下の天井を利用して天井収納を作るのも良いでしょう。
気になる費用
廊下のリフォームは、床材の交換でも隣接する部屋の床との兼ね合いがあり、廊下と接するドアなどの建具や壁紙の貼替もリフォームの内容で費用が異なってきます。
これ以外に、手摺りの設置、段差解消、壁面収納、足元を照らすライトの設置など、様々なケースがあり、解体費や撤去した部材の処分費用もかかります。
こだわりの我が家ですから、できるだけ暮らしやすく、先にご紹介したメリットをたくさん持たせてリフォームしたいものです。
まずはリフォームの内容を確かめたうえで、複数の業者に相談して見積もりを出してもらうとよいでしょう。
見積もりの前に相場を知りたいときは下記のサイトなどを参考にしましょう。
参考:廊下リフォームの費用相場
優良業者だけが紹介されているので、比較して選ぶだけ。自分で探すよりもカンタンで、しかもリショップナビからリフォーム依頼するだけで1,000円の商品券をもらえるのでちょっぴり得した気分です♪